いいトコ!みやぎ TBSラジオ「ストリーム」内 毎週火曜日14:30〜14:35

今週の番組紹介

第68回7月29日放送

宮城県では、今年10月から12月まで、大型観光キャンペーン「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」が開催されます。そこでこの「いいトコ!みやぎ」では、宮城の食や観光などに関する情報をお届けしています。
さて、今週は、自然が豊かで風光明媚な町「丸森町(まるもりまち)」を、齋理屋敷(さいりやしき)の館長、佐藤勝栄(さとう かつえい)さんにご紹介していただきました。

町の約2割が県立自然公園

丸森町は福島県との県境、宮城県の一番南に位置し、仙台からは列車で約50分。町の真ん中を、阿武隈川が流れ、四方を山に囲まれています。また、町の面積の約2割が県立自然公園に指定されているなど、自然が豊かな町です。

豪商の暮らしぶりがうかがえる「齋理屋敷(さいりやしき)」


私は、「齋理屋敷」の館長を務めていますが、この「齋理屋敷」というのは、江戸後期から明治、大正、昭和にかけて7代続いた齋藤家の屋敷です。代々、当主が齋藤理助(さいとう りすけ)を名乗り、齋藤の「齋」と理助の「理」を取り齋理屋敷と呼ばれるようになりました。
齋藤家は、呉服、木綿、養蚕、生糸、味噌・醤油の醸造販売、質屋、金融業など幅広い商売を手掛けて栄えました。また、大正時代初期には電力会社を設立し、3つの町に電気を供給するなど、地域に大いに貢献しましたが、残念ながら昭和25年に店を閉じました。
その後、昭和61年に、一族の暮らしぶりを伝える豪華な調度品など約1万5000点余りの収蔵品を含めて、屋敷が町に寄贈されたことから、蔵の郷土館「齋理屋敷」として開館し、今年で20年目を迎えます。

幻想的な夜を演出するお祭り「齋理幻夜(さいりげんや)」

丸森町の夏を彩る風物詩として親しまれているイベントとして「齋理幻夜」があります。これは、大正、昭和初期に、町を丸ごとタイムスリップさせ、幻想的な夜を演出するお祭りで、齋理屋敷とその周辺に、絵が描かれた手作りの灯籠(とうろう)やあんどん約1000基が竹飾りに飾られ、ろうそくの淡い明かりが幻想的に辺りを照らします。また、今年は、お神楽のほか、ハープやピアノ、太鼓よる演奏会なども行われます。このほか、夜店の屋台をはじめ、昔懐かしい紙芝居や、大正時代の髪型やメイクができる変身館、そして高校生によるかわら版の発行など、地元の方々の催し物もあります。今年は8月9日(土)に開催されます。

屋形船で風景を楽しむ「阿武隈ライン舟下り」

丸森町の真ん中を流れる阿武隈川は、江戸時代は年貢米、明治、大正、昭和のはじめまでは木材や木炭などの物資輸送路として舟による運送が栄えました。このなごりを現在に伝えるのが「阿武隈ライン舟下り」です。
船頭さんが語る言い伝えなどに耳を傾けながら、ゆったりと屋形船で四季折々に移り変わる両岸の風景をお楽しみいただける、約70分の舟下りです。
上流のあぶくま駅を出発し、下流の観光交流センターに向かう約11qの“あぶくま駅コース”は大人2,000円。観光交流センター発着の往復8qの“周遊コース”は大人1,600円です。

JR池袋駅東口すぐの「宮城ふるさとプラザ」には、宮城県の観光パンフレットや特産品などを取りそろえていますので、こちらにもぜひお立ち寄りください。

来週は、日本三景の一つとして知られる「松島」をご紹介します。どうぞ、お楽しみに!



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