今週の番組紹介
第32回11月6日放送
今週は、全国第2位の生産量を誇り、これから本格的に旬を迎える“宮城のカキ”について、生産者の立場から、宮城県漁協女性部連絡協議会副会長の江刺みゆき(えさし みゆき) さんにご紹介していただきました。
身がぷりぷりでふっくらとしている“宮城のカキ”
宮城のカキ養殖の歴史は古く、その始まりは江戸時代末期にまでさかのぼります。当時の養殖方法は「地(じ)まき式」といって、天然の小さなカキを特定の海面に集めて管理する方法がとられていたとされています。現在は「垂下(すいか)式」といって、ホタテの殻にカキの子どもを付着させた原盤をロープに何枚か挟み込み、それを筏(いかだ)や延縄(のべなわ)にぶら下げて養殖しています。
日本国内で養殖されているカキの大部分は「マガキ」という種類です。宮城の「マガキ」は、殻はそんなに大きくないのですが、身はぷりぷりでふっくらとしているので人気があります。
おいしいカキを育てる宮城の海
宮城県の海岸線は、松島湾や牡鹿(おしか)半島、三陸リアス式海岸など、複雑に入り組んだ地形が多く、波が静かで養殖に適した場所がたくさんあります。また、宮城県沿岸には、栄養豊富な親潮が流れ込むほか、北上川など数多くの河川からも栄養が運ばれてくるなど、カキの大好物の植物プランクトンが増える好条件が整っています。
このような、波静かで栄養豊富な宮城の海がおいしいカキを育てるのです。
“海の完全食品”ともいわれるカキ
カキは、“海のミルク”あるいは“海の完全食品”ともいわれ、グリコーゲン、必須アミノ酸、亜鉛や鉄分をはじめとするミネラル、ビタミンなど、私たち現代人が特に必要としている栄養素をバランスよく含んでいます。神経を安定させ、眼性疲労、精力回復、夜尿症、貧血に有効とされていますが、さらに、最近では、カキエキスが肝炎、糖尿病、婦人病、狭心症、肝臓病、高血圧、アレルギー、神経痛、リューマチなどにも効果があるといわれています。
おいしいカキの選び方と調理のポイント
・おいしいカキの選び方
むき身を買う場合は、身に傷がなく、ふっくらとして光沢があり、粒がそろっているもの、それから、よく見るとカキにも貝柱があるのですが、その貝柱が大きく、透明感があって身から離れていないものを選びましょう。
殻付きを買う場合は、殻の大小というよりも、ずっしりと重みがあり、形のきれいなものを選ぶようにしましょう。
・調理のポイント
カキは生食の場合でも加熱調理する場合でも、料理直前にしっかりと洗ってぬめりを取っておきましょう。このぬめりは、大根おろしで、もみ洗いすればよく取れますが、大根おろしがない場合には、塩で代用しても構いません。
また、生食のときは“生食用”の表示のあるものを用いましょう。
今回、ご紹介しました“宮城のカキ”は、JR池袋駅東口、地下鉄有楽町線または丸の内線35番出口すぐの“宮城ふるさとプラザ”でもお求めいただけます。生カキのお取り寄せギフトのほか、加工品も取りそろえています。
ここで「宮城マスター検定」のお知らせです。
宮城県では、宮城のことを多くの方に知っていただくため、宮城の観光、産業、自然などに関するご当地検定「宮城マスター検定」を始めます。この検定は、1級から3級までの3段階で、今年行う3級試験は、インターネット上で受検できるほか、希望する方には問題用紙を郵送することもできます。
第1回「宮城マスター検定・3級」の受検期間は、今月19日から28日まで。受検料は無料です。皆さんのチャレンジをお待ちしています。
詳しくは、ホームページをご覧ください。
来週は、“宮城のカキ”関連のイベントをご紹介します。どうぞ、お楽しみに!
- ○みやぎの食材がいっぱい!
食材王国みやぎのホームページ
http://www.foodkingdom-miyagi.jp/ - ○宮城ふるさとプラザのホームページ
http://www.miyagibussan.or.jp/cocomiyagi/index.shtml

